日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第690号(2016年12月号、晩成書房)を、読みました。
特集は、「広げよう! 演劇鑑賞教育」。西田豊子の論考、「『演劇鑑賞教育』を考える」は、「きっとこんなかんじで、日本大学で講義をしているんだろうなあ」と思いながら、読みました。
また、「子ども劇場の現場から-津田ますひろさんに聞く」(インタビュー)は、興味深かったです。おやこ劇場・子ども劇場の活動は、私の知るかぎり、日本独特のものです。組織の誕生から、50年。誰か、しっかりと、その歴史をまとめてくれないかなあと思います。
それから、私は演劇教育を研究していますが、鑑賞教育について踏みこむことは、ためらっていました。児童青少年演劇の公演を、あまり見ていないことが、おもな理由です。
ただ、演劇教育の場合、表現と鑑賞は、車の両輪のようなものです。児童青少年演劇の公演も、招待をいただいたものからはじめて、積極的に見るようにしようと思いました。