『ミリオネア・マインド-大金持ちになれる人』

投稿者: | 2017年6月25日

ハーブ・エッカー(著)、本田健(訳)の『ミリオネア・マインド-大金持ちになれる人』(2005年、三笠書房)を、読みました。

『となりの億万長者』『バビロンの大富豪』と読んできて、「次に読むのは、どれにしよう」と思っていたところ、アマゾンのレビューのよい、この本に出会いました。

著者は、全米一のマネー・コーチとして高く評価される。資産ゼロから、たった2年半で億万長者に変身した秘訣、「ミリオネア・マインド」を広めるセミナーを、全米各地で開催。「金持ちだけが知る秘密」がわかると、全世界から参加者が詰めかける。

これまでに25万人以上がセミナーに参加し、多くの成功者、大金持ちが誕生している。本書は、発売と同時にニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナルのベストセラー・リスト1位に登場したということです。

「本田健の翻訳本は、読みやすいけれど、記憶に残りづらいんだよなあ」と思いつつ、すこしずつ読んでいって、2か月ちょっとで読み終えました。まあまあというかんじです。

「人は誰でも自分の『お金の設計図』どおりの人生を生きている。お金持ちになりたければ、自分の設計図を書き換えることだ」という内容です。

私もこの10年、お金に関する本を読んできたなかで、「お金持ちとそうでない人のあいだには、思考回路のちがいがある」ことを、学んできました。

たとえば、ある記者が、『金持ち父さん 貧乏父さん』のロバート・キヨサキに、こんな質問をしたそうです。

「あなたは、いろいろな人に起業を薦め、自分でビジネスを始めてみろと言いますが、起業した人で成功を収めたのは、1割しかいません。成功の確率がこれだけ低いのに、それを積極的に薦めるのは、無責任じゃないですか」

ロバートは、こう答えたそうです。「考え方の違いがあるようだ。10%の成功確率があるということは、10回やれば必ず成功するということ。それがわかっているんだから、10回やってみればいい」。

これを聞いて、「私は、起業家にはなれない」と思いました。それでも、いろいろな本を読んできたなかで、お金に対する考え方は、すこしずつ変わってきたように思います。

たとえば、本書にあるように、「チャンスに注目する(幸運とは、勇気と努力の報酬)」、「お金をフル活用する(不労所得があるのは、悪いことではない)」、「なんでも学ぼうと思う(常に成長を心がける)」などは、意識して実践しています。

ただ、思うようにお金が貯まらないのが、悩ましいところです。好きな研究をするだけの収入と貯蓄があるだけで、十分なのですが。