『宝くじで1億円当たった人の末路』

投稿者: | 2019年3月24日

鈴木信行の『宝くじで1億円当たった人の末路』(2017年、日経BP社)を、読みました。

まず、書店で見て、題名に魅かれました。次に、目次を見ると、自分にも当てはまりそうな項目がいくつかあったので、購入を決めました。

著者は、日経ビジネス副編集長。慶応義塾大学経済学部卒業。日経BP社に入社。「日経ビジネス」、日本経済新聞産業部、「日経エンタテインメント!」、「日経トップリーダー」を経て、2011年1月より現職ということです。

目次の項目は、宝くじで1億円当たった人、「友達ゼロ」の人、子供を作らなかった人、自分を探し続けた人、留学に逃げた人、8時間以上寝る人など。

共通するテーマは、「人生で一つの『選択』をした後、どんな『末路』が待ち受けているか」。結論は、「同調圧力なんて関係ない。今日から自分がやりたいことをやり、やりたくないことはやめましょう」。

読みはじめてから、5か月かかりました。はっきり言って、ハズレ本でした。興味深い項目が並んでいますが、インタビューしたのは、ひとつの項目について、ひとりだけ。それも、科学的データにもとづいたものではありません。

この本は、漫画やテレビドラマにもなっているようですが、見ることはないでしょう。アマゾンの評価で、5段階の2.5というのも、肯けます。『人は見た目が9割』と、同じ。題名と目次につられたことを、後悔しています。