勝間和代の『健康もマネーも人生100年シフト! 勝間式ロジカル不老長寿』(2021年、宝島社)を読みました。
勝間和代のメールマガジンは、愛読しています。本棚を見るかぎり、彼女の本で読んだのは、これで13冊目となります。
今回は、アマゾンのレビューの数が多かったのと、タイトルに魅かれて、購入しました。「ドリル読書にしようか」と読みはじめたのですが、一気読みしてしまいました。
「健康に過ごして長生きをしたいけれど、お金も身体もどうなっていくんだろう。漠然とした不安を抱えたまま、老後を迎えるのは危険です。本書では、経済評論家の勝間和代さんが、長生きをするための方法をロジカルに分析し、また、長生きをしたときの「リスク」をどうやってマネジメントするかを徹底的に考えます」ということです。
「どのように老化というリスクを管理しながら、社会的に孤立せずに周囲とのネットワークを保ち、金銭的なリスクもマネジメントしつつ、100歳まで幸福度を下げないでいられるか。いえ、むしろ幸福度を100歳まで上げ続けることができるのか」について、3つの提言をしています。
「その1 身体的リスクを最小限に抑え、はっきりとした頭と健康な身体で過ごす自由を持つこと」
「その2 金銭的リスクを抑え、一生の間、フロー収入の範囲で暮らせる自由を持つこと」
「その3 社会的リスクを抑え、家族や友達、そして社会と円満な関係を保ち、孤独にならないこと」
内容は、おおむね、賛同できます。
ちなみに私は、十分な不労所得と貯蓄があれば、すぐにでもリタイアしようと思っているのですが、著者いはく、「仕事は、続けたほうがいい」ということです。アーリー・リタイアを選ぶ人たちは、「ゴルフ、美食、旅行、別荘選び」くらいしか、することがないそうです。
また、十分な不労所得と貯蓄がなく、定年退職する人たちの多くは、「毎日、暇で、図書館にいくか、スポーツクラブにいくしかない」ということ。ちょっと、考えさせられました。
あと、印象に残ったのは、「自分と同じようなスキル・セットを持っている人をよく観察して、死ぬまで元気に働いて社会貢献ができ、収入を得ている人のロールモデルを探して、そこからヒントを得るようにする」ということ。私の場合、「鳥居祐一や内藤忍が、同世代のロールモデルになるのかなあ」と思いました。
とりあえず、「甥っ子や姪っ子と話して、嫌われないくらい、自分を磨いていこう」と思いました。