かなり前ですが、日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第712号(2019年11+12月号、晩成書房)を、読みました。
特集のテーマは、「ドラマの魅力を学ぶ」。2019年の全劇研(全国演劇教育研究集会)の講座報告が、いくつか載っていました。
20代の頃は、毎年のように、夏の全劇研に参加していました。その頃は、3日続けての開催で、基調講演、公開授業、ワークショップ、懇親会など、ずっと演劇教育漬けでした。
ただ、留学をするようになってから、すこし足が遠のきます。ワークショップで学びたい講師の講座は、ほぼとり終えたというのもありました。また、演劇教育の研究に興味が移るようになって、実践に興味がある教員中心の参加者と、話が合わなくなってきたというのもあります。
私が、最後に全劇研に参加したのは、おそらく2003年です。その後、事務局の方から、何度か誘われたこともありましたが、いきませんでした。参加費が安くないというのもあったし、8月の最初の週は、大学の授業の成績処理で、多忙だったというのもあります。
ただ毎年、機関誌の全劇研の特集号を読むと、「来年は、参加しようかな」と思います。林久博さんの巻頭言を読んで、「学び続けるというのは、大事だなあ」とも思いました。
ちなみに後半は、100ページにわたって、「演劇鑑賞教室のための劇団・作品総覧」が、載っていました。「いまの時代に、このリストを見て、鑑賞教室を企画する先生方がいるのかな」と思いました。もしいるとしたら、残念です。(実際の舞台公演を見て、決めてほしいので)。
まあ、公演の概要や連絡先などがすぐにわかるのは、便利ではありますが、「インターネットもあるし、そろそろ役目を終えたのでは」とも思います。