『演劇と教育』(第711号)

投稿者: | 2022年8月25日

ちょっと前ですが、日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第711号(2019年9+10月号、晩成書房)を、読みました。

特集のテーマは、「子どものための脚本2019」。4本の脚本が載っていたのですが、私は脚本にあまり興味がないので、読みませんでした。

ちょっと面白かったのは、「【地域発!81】青森県・弘前市 解放区としての地域演劇-シンポジウム『地域で演劇をつくること 演劇が地域にできること』」という、かめおかゆみこ(劇作家・脚本研究会「澪」)の報告。

シンポジウムの講師は、ふじたあさや(劇作家・演出家)、畑澤聖悟(劇作家・演出家)。司会は、宮崎充治(弘前大学教育学部)。

私は、国立劇場やNHKの番組で、畑澤による脚本・演出の高校演劇(青森中央高校)の公演を、4つくらい見ています。なかでも、『修学旅行』は、私の高校演劇のイメージを大きく変えてくれた作品で、素晴らしかったです。そこで畑澤に、興味を持っていました。

畑澤は、私と同じ年の生まれ。高校演劇では、10度の全国大会(最優秀賞3回、優秀賞5回)と5度の春期全国研究大会に導く。また、渡辺源四郎商店店主として、青森県内で活動を行う劇団も率いる。さらに、「一般社団法人 進め青函連絡船」設立など、演劇を使った地域づくりの活動にも携わるとのこと。

シンポジウム自体は、いろいろなテーマに及び、まとまりがなかったようですが、「演劇による地域づくり」というのは、興味深いと思いました。