『演劇と教育』(第708号)

投稿者: | 2021年10月2日

ちょっと前ですが、日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第708号(2019年3+4月号、晩成書房)を、読みました。

特集のテーマは、「サブカルチャーの中の子どもたち-遊びの文化と表現」。

特集記事を読んだのは、かなり前なので、こまかい部分は憶えていません。ただ、いくつか共通点をあげると、「子どもたちにとって、遊びは不可欠である」「子どもたちの遊びや彼らを取りまく文化は、時代によって変わる」「子どもたちの遊びは、大人の関わりやサポートによって、より豊かなものになる」となる気がします。

私が大学にはいってから、「コミュニケーションの難しさ」を実感して、演劇教育の可能性に興味をもったのは、「子ども時代に、異年齢グループでの遊びを、あまりしなかった」、「中学高校時代に、部活動などの課外活動に、参加しなかった」ことに起因すると、思うことがあります。

これからの子どもたちには、たっぷりと遊びに浸る時期を、保障してあげたいなあと思います。

それから、【地域発!】で、廣本康恵の「いわくに太陽劇団の11年をふりかえって」、青木淑子の「富岡町民劇『ホーム』上演が生み出したもの-未だ帰還困難地域を抱えた町で」は、地域での実践のよい部分と難しさが書かれていて、印象に残りました。

それにしても、707号の感想をブログにアップしたのが、今年の1月。8か月以上前です。読書のペースをあげないといけません。