『Dr.インクの星空キネマ』

投稿者: | 2018年9月9日

にしのあきひろの絵本、『Dr.インクの星空キネマ』(2009年、幻冬舎)を、図書館から借りて、読みました。著者の本は、3冊目です。

にしのあきひろ(西野亮廣)は、1980年生まれ。1999年、梶原雄太と漫才コンビ、「キングコング」を結成。「NHK上方漫才コンテスト」最優秀賞など受賞多数ということです。ちなみに、この絵本が、最初の著書。

「丘の天文台にひとりで暮らすおじいさん、時代遅れのハシゴ屋さん、村人から恐れられているバケモノ、世界中のみんなのために「夢の脚本」を書き続ける人-。それぞれの思いで毎日星空を見上げる孤独な人たちが、小さな幸せを見つける感動のファンタジー」ということです。

絵は緻密ですが、『えんとつ町のプペル』ほど、細かくはありません。ただ、独特の世界をつくっています。時間がかかっているのも、わかります。(バケモノの絵は、ちょっと見ずらかったですが)。

お話は、4部構成で、緩やかにつながっています。そして、144ページという長さです。「子ども向けというより、メルヘン好きの大人向け絵本かなあ」と思いました。

ちなみに、出版は幻冬舎。「幻冬舎は、絵本も出すんだ」と、その懐の深さに、ちょっと驚きました。