『児童・青少年演劇ジャーナル げき』(第17号)

投稿者: | 2018年2月12日

児童・青少年演劇ジャーナル〈げき〉編集委員会編集の雑誌、『児童・青少年演劇ジャーナル げき』の第17号(2017年、晩成書房)を、読みました。

巻末の戯曲以外は、すべての記事に目を通しました。あいかわらず、読みごたえがあったし、読んでいて面白かったです。

執筆者も、学校の教員から、児童青少年演劇劇団関係者、研究者まで、いろいろな団体の垣根を越えて集まっていて、いいなあと思いました。

特集は、「子どもと演劇の今」。興味深かったですが、座談会やフォーラムの記録が、すこし長いのが、気になりました。14-16頁にわたっていて、読むことを仕事にしている私でも、一気に読めません。

小特集は、「乳幼児と舞台芸術」。関心を持つ人が増えてきて、実践も増えてきています。「少人数の観客を対象にした演劇なので、公的助成がないかぎり、実践は難しいだろう」と思っていたのですが、いい意味で、予想が裏切られています。

あと、「新しい実践をおこなっている人は、時間もつくって、文章も書いているなあ」と思いました。連載の締切りに間にあわなかった、自分の至らなさを反省します。