岡村浩嗣の『ジムに通う人の栄養学-スポーツ栄養学入門』(2013年、講談社)を、読みました。ネットの検索で、見つけた本です。アマゾンのレビューもよかったので、購入しました。
筆者は、大阪体育大学教授で、スポーツ栄養学、運動栄養学が専門。この本は、「健康のためジムに通う人に向けた、スポーツ栄養学の入門書」ということです。私も、週に2回ほどジムに通い、食事にも関心があるので、期待して読みはじめました。
1日に1章ずつ読んでいったのですが、あまり楽しくなく、それほど印象に残りません。これは、桜井静香の『ジムに通う前に読む本-スポーツ科学からみたトレーニング』(2010年、講談社)でも、そうでした。
(講談社のブルーバックスというのは、基本的に、科学的読みもので、わかりやすいハウツウをもとめる読者には、あっていないのかもしれません)。
いちばん印象に残ったのは、第9章の「Q&A」です。「筋肉づくりにプロテインは必要か」、「必ずしも必要ではない」。「ご飯やパンなどの主食は少なめのほうがよいのか」、「主食は多くの栄養素の供給源。少なくすれば良いというものではない」。明言していました。
それから、終章で、「痩せるのは食事を制限するだけで可能である。しかし、心肺能力などの体力を高めるには運動が必須である。スポーツを日常生活に取り入れ、日頃から体を動かすようにすることが健康のために重要である」というのは、そうだろうと思いました。
読んで面白い本ではありませんが、まあ真っ当な本だとは思います。