『演劇と教育』(第682号)

投稿者: | 2016年5月3日

日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第682号(2016年3月号、晩成書房)を、読みました。特集は、「子どもと出会う一年間」。

新年度のはじまる4月は、教員にとって、新しい子どもたちと出会う時期です。そのさいのいろいろな工夫(表現遊びや劇など)が、紹介されていました。

私は、大学の新年度の最初の授業で、学生に「自己PR」を書かせます。「なるべく、自分の名前と特徴が、私の記憶に残るように」と、言い添えます。

「たとえば、私の名前は、宮本健太郎です。宮本武蔵の宮本です。甥っ子の名前は、金太郎と連太郎です。演劇教育を研究しています。演劇の要素や方法が、教育を面白いものにするために、どう生かせるかという研究です。イギリスに1年間、カナダに8年間、留学していました」

そして、ざっと目を通し、2回目の授業で、出席をとるときに、「自己PR」のなかで印象に残ったことについて、ひとりにひとつ、質問します。

学生の顔と名前を覚える(これが苦手なのですが)と同時に、「ひとりひとり、対応するよ」というメッセージを届けるためです。