日本演劇学会の紀要、『演劇学論集』（第61号）（2015年・秋、中央公論）を、読みました。読んだといっても、「日本演劇学会 2015年度 全国大会の記録」に、目を通しただけですが･･･。
大会に参加できなかった者としては、大会の記録（シンポジウムや要旨集）が読めるのは、ありがたいです。ただ、学会の紀要に載せるのは、どうかと考えました。
たとえば、今回、あるシンポジウムの記録は、ちいさな活字で、26ページにわたって、すべての発言が掲載されています。これはいきすぎだと思います。
私の所属している他の学会をふり返ると、たとえば、日本カナダ学会は、大会の記録を、ニューズレターにまとめています。カナダ教育学会は、やはり会報にまとめています。（写真付きです）。
一方で、日本比較教育学会は、大会のみじかいまとめを、ニュースにまとめているものの、要旨集は、ホームページからダウンロードするようになっています。これは、研究発表の数が多いというのもあるかもしれません。
私の好みでいくと、大会の記録は、日本カナダ学会やカナダ教育学会のように、ニューズレターや会報で、まとめたものを伝えるのが、いちばん妥当な気がします。