『国宝』(映画)

投稿者: | 2025年11月9日

かなり前ですが、8月6日(水)、気分転換に、新宿に滞在していたときに、あまりに暑かったので、映画館にいくことにしました。「TOHOシネマズ新宿」で、『国宝』(2025年)を見ました。(映画館に足を運んだのは、ひさしぶり。昨年5月、『君たちはどう生きるか』を見て以来だと思います)。

SNSでのレビューがよかったので、とくに調べたりしないまま、窓口に並びました。午前8時40分開演の回だったので、ガラガラと思いきや、ポップコーンを手にした人たちで、そこそこ混んでいました。

スクリーンは、千葉の京成ローザ10の1.5倍くらいで、座席もゆったりとしていました。映画も、よかったです。(3時間は、ちょっと長かったですが)。

キャッチコピーは、「100年に1本の壮大な芸道映画」。

ストーリーは、「任侠の一門に生まれながら、女形としての才能を見出され歌舞伎役者の家に引取られた喜久雄。彼はやがて、その家の御曹司と切磋琢磨し芸に青春を捧げていく」というものです。

原作は、吉田修一の同名小説。(吉田は、この小説を書くために、3年間、歌舞伎の楽屋に取材したそうです)。監督は、李相日。主演は、吉沢亮と横浜流星。(実際に、舞台で女形を演じるには、長い時間と準備が必要だったことと思います)。そして、わきを、高畑充希、寺島しのぶ、渡辺謙らが、固めます。

歌舞伎の映像を見るのは、30年ぶりくらい。映像、音楽とも、よかったです。大きなスクリーンとよい音響の映画館で見て、正解でした。おそらく、今年の日本の映画賞を、総なめにすると思います。海外でも、評価されるんじゃないかな。

それにしても、最近、芸術にふれる機会が減っているようです。魅力ある人物になるために、意識して、時間をとらないと。