この数か月、なんとなく気が抜けてしまって、テレビで録画しておいた映画、『極妻』(3部作)を見てきました。『極道の妻たち』(1986年)、『極道の妻たちII』(1987年)、『極道の妻たち 三代目姐』(1989年)です。
「極妻(ごくつま)」とは、家田荘子原作のノンフィクション、『極道の妻たち』を基にした、東映の映画シリーズの通称です。ヤクザの妻たちの生き様を描いたもので、シリーズ全体が女性目線でヤクザの世界を描いているのが特徴です。
『極道の妻たち』は、五社英雄監督、 岩下志麻主演、世良公則共演。『極道の妻たちII』は、土橋亨監督、十朱幸代主演、村上弘明共演。『極道の妻たち 三代目姐』は、降旗康男監督、三田佳子主演、萩原健一共演。3部作ともにでているのは、かたせ梨乃。
疲れた時に、あまり頭を使わずに、ビールを飲みながら、楽しみました。私は、極道を擁護する気はまったくありませんが、「私らは、警察や行政で解決できない問題を扱って、世の中を回している」という内容のセリフは、記憶に残りました。
岩下、十朱、三田ともに、存在感がありましたが、いちばん印象に残っているのは、岩下かなあ。共演者の世良や萩原も、熱演でした。
『極妻』のシリーズは、岩下主演の続作、高島礼子や黒谷友香主演のビデオ作品もあるようですが、ここでひとまず、終わりにします。テレビで録画した番組だけで、80本を超えてしまったので。