『演劇と教育』(第692号)

投稿者: | 2017年6月17日

日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第692号(2017年3月号、晩成書房)を、読みました。(読み終わったのは、かなり前なのですが、感想をアップしていませんでした)。

特集は、「春! 送る・迎えるときに」。小学校の実践(六年生を送る会・一年生を迎える会)、中学校の演劇部の実践(春の時期の活動など)が、紹介されていました。

週に1回、大学で教えている私でも、2月の最後の授業は感慨深いし、4月の最初の授業は緊張します。週に5日、フルタイムで教えている先生方は、さぞかし胸にこみあげるものがあるだろうと思いました。

あとは、小泉美果さん(青年劇場)の『現代俳優教育論~教わらない俳優たち~』の書評が、面白かったです。新劇の俳優さんということで、教員とはちがう視点で、うまくまとめていました。

それから、6月10日は、日本演劇教育連盟の80周年記念の行事があったそうです。私は、別の団体の総会に参加していて、欠席したのですが、あとで聞いたら、その団体の会長や理事は、総会のあとの懇親会を欠席して、日本演劇教育連盟の記念行事に駆けつけたとか。

フットワークの軽さに驚くと同時に、「このように団体の垣根が低くなって、交流が進むのはいいなあ。私も、お祝いのメッセージだけでも、書いて送ればよかった」と思いました。