『路上から武道館へ』

投稿者: | 2016年5月21日

宮崎奈穂子の『路上から武道館へ』(2012年、中経出版)を、読みました。

音楽家の友人が、フェイスブックで紹介していて、興味をもっていました。そして、新宿か池袋で、看板の横で歌う著者の姿を見たことがある気がします。今回は、図書館で取り寄せてもらい、一気読みでした。

著者は、シンガーソングライター。慶應義塾大学在学中の2006年から、本格的な音楽活動を開始。2007年に、インディーズにてCDデビュー。大学卒業後も一般企業に就職せず、東京近郊を中心に年間300日以上の路上ライブを続け、5年間で8万枚以上のCDを手売りで販売。

2010年7月から1年間で1万5000人のサポーターを集め、2012年11月、日本武道館での単独ライブを行ったということです。

「私みたいな普通の子でも、夢は叶えられる」。「信じること、動き続けること、ご縁を大切にすることが、大事」ということでした。

マスコミにとりあげられそうな、サクセス・ストーリーではあります。ただ、読み終わったあと、YouTube で、「路上から武道館へ」という曲を聴いていたら、なんとなく泣けてきました。

それと、印象に残った言葉を、ひとつ。「出会いというのは、『出』るから『会』える」。このところ、家に籠りがちです。もうすこし、外に出ないといけません。