『日本・破綻寸前-自分のお金はこうして守れ!』

かなり前ですが、藤巻健史の『日本・破綻寸前-自分のお金はこうして守れ!』(2020年、幻冬舎)を、読みました。

ラジオのニッポン放送の番組、「渡邉美樹 5年後の夢を語ろう!」で、著者が何回か出演していて、興味をもっていました。千葉そごうの三省堂で、平積みされていて、「著者の本を、1冊くらい、読んでみようか」と思い、買いました。

著者は、1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年に行費留学にてMBAを取得(米ノースウエスタン大学大学院・ケロッグスクール)。85年に米モルガン銀行入行。

東京屈指のディーラーとしての実績を買われ、当時としては東京市場唯一の外銀日本人支店長に抜擢される。同行会長から「伝説のディーラー」のタイトルを贈られる。

2000年に同行退行後は、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーなどを務めた。1999年より2012年まで一橋大学経済学部で、02年より09年まで早稲田大学大学院商学研究科で非常勤講師。2019年まで、日本維新の会所属の参議院議員(比例区)。

本の宣伝文では、「ちょっとしたきっかけで日本(株・国債・円)売りは突然始まる! 政府と日銀は国会で、異次元緩和という出口なき後始末をどう弁明しているのか?」と書かれています。

3日で読みました。大部分は、国会での議論や自分の記事の再録で、数字も多く、わかりづらくて、退屈でした。

ただ、将来に備えて、「米ドル資産(ドル建ての外貨預金やMMF)をもつべきだ」というメッセージは受けとりました。私の資産は、すでに25%、外貨ですが、さらなるリサーチをはじめました。ハイパーインフレはあり得ると思うし、怖いです。

「アシテジ未来ミーティング」 第3回

ちょっと前ですが、10月8日は、「アシテジ未来ミーティング」の第3回がありました。第20回アシテジ世界大会 /2020国際子どもと舞台芸術・未来フェスティバルの広報戦略チームの主催で、来年3月の開催に向けて、情報共有、意見交換、未来への提案をしていこうというものです。

月に2回、ZOOMで、ゲストを呼んで話してもらい、質疑応答もする。誰でも参加できる、無料の学習会です。

今回の参加者は、アシテジ世界大会・未来フェスティバルの関係者、子ども劇場・おやこ劇場の関係者など、50人ほどでした。

最初に、ゲストの山本茂男さん(私立森村学園初等部教諭、日本児童劇作の会・会長)の報告がありました。コロナ危機における日本の子どもたちについて、わかりやすい報告でした。

後半の45分は、いくつかのグループに分かれての話しあい。テーマは、「子どもや子どもたちの環境・状況について」。私が進行役を務めたグループは、5人でした。

「マスクの着用、運動会や鑑賞教室の中止など、子どもの周りの環境は、変わってきている」、「でも、ZOOMやインターネットを使うようになったり、個別に会えたり、いい部分もある」

「負を楽しむ」、「やらないではなく、やるという選択をすることも、大事」といった意見がでました。

また、「子どもたちは、おとなしくなったが、本質は変わっていない」、「大人が禁止したり、すべてを決めるのではなく、子どもたちが考えたり、表現したりする機会をつくることが、大切では」という発言もありました。

最後に、全体での報告がありましたが、「話し足りない」というかんじでした。みなさん、経験や感情の共有が欲しいのかなと思いました。

興味深い学習会でした。

「言語教育研究会」 第30回研究会

昨日は、「言語教育研究会(ケネス・グッドマン原書講読会)」の第30回研究会がありました。千葉大学名誉教授の首藤久義先生を囲んで、Kenneth Goodman の『What’s Whole in Whole Language?』を読んでいく研究会です。

前回は、昨年12月21日。コロナ危機の関係で、10か月休会していましたが、今回、ZOOM で開催してみることにしました。

参加者は7人。新しい参加者は、ベネッセやZ会ソリューションズで、首藤先生とともに、書籍や教材ををつくってきた方でした。

最初に、自己紹介と近況報告。首藤先生は、「いま、『漢字図鑑(ICT教材)』をつくっている。外には出ていないが、毎日が仕事で、元気」ということでした。

次に、休憩をはさみながら、テキストの29-30ページを読みました。「教えるという視点」についてでした。いくつか引用すると、

「ホールランゲージの教師は、学習を、ガイドして、サポートして、観察して、勇気づけ、支援することに、確信を持っている。それは、学習をコントロールすることではない」

「ホールランゲージの教師は、学習者の成長のため、期待して、計画する。ただ、結果の恣意的な基準を、押しつけることはしない」ということです。

質疑応答では、「ある程度、学習をコントロールすることは、必要ではないか」、「教えることと、支援することの、バランスが大切では」といった意見がでました。

私の専門の演劇教育でも、最近は、「ドラマ・ティーチャー」、「ティーチング・アーティスト」といった肩書でなく、「ファシリテーター(演劇教育支援者)」という肩書を使う人が増えています。

おそらく、「自分の仕事は、芸術をとおして、参加者の気づきや学びを、支援すること。それは、ある目標のために、なにかを教えこむことではない」という考えにもとづいていると推測するのですが、根づくのかなあと思っています。

その他、首藤先生いはく、「学習者のそれぞれの小道(Path)というのは、詩的な表現だね」、「真(Authentic)の評価は、たぶん心のなかだけに、起こるもの」ということでした。日本学術会議や岡部耕大(演出家)の話題もでました。

また、ZOOMによる初めての研究会でしたが、「語りあうことで、触発される」という感想が、複数出ました。「やって、よかったな」と思いました。

楽しい学びの時間でした。