「言語教育研究会」 第7回研究会

投稿者: | 2016年2月14日

昨日は、「言語教育研究会(ケネス・グッドマン原書講読会)」の第7回研究会がありました。千葉大学名誉教授の首藤久義先生を囲んで、Kenneth Goodman の『What’s Whole in Whole Language?』を読んでいく研究会です。参加者は6人。

バレンタイン・ディ前日ということで、女性陣からの首藤先生へのチョコのお裾分けをいただきながら、なごやかな雰囲気ではじまりました。

テキストは、13-14ページを読みました。テキストには、「子どもたちは、言語を学び、学ぶために言語を使い、また言語について学ぶ。これら3種類の言語の学習は、初期から、まるごとの言葉を使う場で、同時におこなわれる」とありました。なるほどと思いました。

それから、「場における学習」ということから、レイヴとウェンガー著・佐伯胖訳 『状況に埋め込まれた学習-正統的周辺参加』 (1993年、産業図書)が紹介され、もうすこしわかりやすい訳語はないかという話になりました。

さらに、テキストで紹介されていた、「認知の発達は、3つの段階(受容、概念化、発表)をへておこなわれる」という、E. B. スミスの論について、「アクティブ・ラーニングというのが議論されているが、発表をしないといけないのか」など、議論が広がりました。

いろいろな学びのある、充実した研究会でした。