かなり前ですが、日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第705号(2018年9+10月号、晩成書房)を、読みました。
特集のテーマは、「笑いの起きる劇っていいね-共感を生む劇づくり」。
田代卓の論考、「笑わせて泣かせる劇づくり-その手段と有効性」は、豊富な実践にもとづいたもので、説得力がありました。
大嶋昭彦の実践、「笑いのある劇-劇づくりの実際」も、『演劇と教育』らしい、実践記録でした。
大学の同級生で、高校時代に演劇部にいた人が、「喜劇こそ、演劇。見終わって悲しくなるような演劇は、見たくない」と言っていたことを、思い出しました。(ちょっと、極端な意見だとは思いますが)。
それから、私は研究関係の雑誌を読むとき、1日に4-6ページずつ読み進めることが多いのですが、(ドリル読書と呼んでいます)、今回は移動の車中で、後半を一気に読みました。
それはそれで、興味深い記事は、それなりに記憶に残るし、いいのかなと思いました。すこし、読書のペースを上げないといけません。