『スクラム☆ガッシン 準備完了! 第2号計画’』

投稿者: | 2019年8月17日

ちょっと前ですが、7月28日(日)は、新宿のこくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(旧名称 全労済ホール) で、劇団風の子の『スクラム☆ガッシン 準備完了! 第2号計画’』を見てきました。

開演30分前に着いたので、まず、地下ギャラリーで、「記念展示 大いなる樹 ~プーク90年の歩み~」を見ました。戦時下での検閲を受けながら、活動範囲を広げ、新宿に現代人形劇の専門劇場をつくった、人形劇団プークは、すごいと思いました。

また、人形劇といっても、糸操り、両手・片手遣い、棒遣いなど、いろいろなやり方があることを、学びました。

次に、劇団風の子。1950年、戦後の東京の焼け野原の中で、子ども会や子ども文庫の活動をしていた多田徹を中心とする若者たちによってはじめられる。

「子どものいるとこどこへでも」を合言葉に、百数十名の劇団員がいくつかの班にわかれ、北海道から沖縄まで、文字どおり子どものいるとこどこへでも出かけていって公演を続けてきたということです。

私は1年前に、『陽気なハンス』を見たことがあります。体育館をうまく使った劇でした。 

今回の劇は、小学4年生の男子4人と女子がひとり、そんな5人の物語。自分たちでつくったひみつ基地がマンション建設のため壊された。くやしくて、皆、走って走って走って、着いたところは橋の下。「新しいひみつ基地をつくるまでは、ここを集まる場所にしよう」

そして、今度の学年お楽しみ会の出し物に、自分たちのやりたいことをやろうと言い出したものの、歌は無理だし、ダンスはもっと無理。「じゃ、劇やらない?」「えー!」と、劇に決まる。

しかし、いろんな困難が押しよせてくる。さあ、5人はこの大きな壁を乗り越えることができるのか、というお話です。

いかにもありそうな設定で、共感しながら、楽しみながら、見ることができました。また、ステージ奥に、音楽担当のDJがいたのには、現代的な演出だなとも思いました。