『えんとつ町のプペル』

投稿者: | 2018年8月4日

にしのあきひろの絵本、『えんとつ町のプペル』(2016年、幻冬舎)を、図書館から借りて、読みました。

「クラウドファンディングで、国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた」と、ネットで話題になっていて、興味をもっていました。絵本を読むのは、本当にひさしぶりです。

にしのあきひろ(西野亮廣)は、お笑いコンビ、「キングコング」として漫才をするほか、トークライブをしたり、絵本を描いたり、個人でも活動。著書に、絵本、『Dr.インクの星空キネマ』、『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』、『オルゴールワールド』が、あるということです。

「4000メートルの崖にかこまれ、そとの世界を知らない町がありました。町はえんとつだらけ。ハロウィンの日、夜空をかける配達屋さんが、配達中の心臓を、うっかり落としてしまいました」から、展開していくお話です。

一気に読んだのですが、まず絵がきれいです。33人による分業制をとったということですが、スタジオ・ジブリのアニメの精細画かと思うほどでした。

ストーリーは、メルヘンチックで、子ども向けなのか、大人向けなのか、微妙なところですが、読後感はいいです。英語も併記されていたのは、海外展開も考えているのかと思いました。

北野武とか、片岡鶴太郎とか、木梨憲武とか、芸人さんで、多才な人は多いですね。競争の激しい世界で、勝ち残ってきた人たちですから、当然かもしれません。