日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第686号(2016年7月号、晩成書房)を、読みました。特集は、「もっと劇をやろうよ! 」。
小学校から高校まで、授業・運動会・学級活動・部活動・文化祭など、さまざまな場における、劇活動の実践報告が載っていました。
「授業で手いっぱいで、劇活動などする時間はない」といった声をよく聞くけれど、時間を見つけようと思えば、できるものだなあと思いました。
また、「あの先生は、劇活動ばかりしている」という声を聞くこともあるけれど、それはそれでいいのでないかと思いました。
人間と人間が出会って、関係をつくって、お互いに学んでいくことが、教育だと思っています。もちろん、学習指導要領には沿いますが、それぞれちがう教員と児童生徒がいて、学習活動が変わってくるのは、自然なことだと思います。
劇や音楽が好きな教員は、劇や音楽の活動を積極的に取りいれればいいし、ダンスや美術の好きな児童生徒がいれば、ダンスや美術の活動をたくさん取りいれればいいと思います。
人間、好きなことや得意なことをしているときは、楽しいし、伸びるものです。そんなことを考えました。