ちょっと前ですが、テレビドラマ、『半沢直樹』(2020年、全10回)を見ました。
ここ数年、テレビで見たドラマというのは、山田太一脚本の再放送と、『冬のソナタ』くらい。ほぼリアルタイムで見たのは、他に記憶がありません。せっかくなので、ブログに感想を残すことにしました。
前作の『半沢直樹』(2013年、全10回)は、たしか YouTube で見ました。荒い画面で、一気に見たことを覚えています。(平成の30年間に放送されたドラマで、最終回42.2%の視聴率を弾き出し、堂々の1位に輝いたとか。「倍返しだ!」というフレーズは、流行語となりました)。
今回は、その続編。原作は、池井戸潤の「半沢直樹」シリーズで、『ロスジェネの逆襲』と『銀翼のイカロス』。
「今作は、半沢が出向先の東京セントラル証券に赴任するところから、物語が始まります。果たして、半沢直樹は出向先でも次々に発生するトラブルを乗り越え、理不尽な要求を突き付ける相手に『倍返し』出来るのか」というストーリーです。
面白かったです。先が読めず、見ていてはらはらする、でも勧善懲悪のわかりやすい脚本。顔の表情のアップ、ちょっと大袈裟な俳優の話しかたを取りいれた演出。
「現代のスーツ歌舞伎」という評価もあったそうですが、「江戸時代の人は、現代の人がこのドラマを見るように、歌舞伎を見て楽しんでいたのかも」と思いました。
出演者でよかったのは、堺雅人、香川照之、片岡愛之助、上戸彩。柄本明、北大路欣也も、存在感がありました。
このドラマをとおして、銀行というのがすこし身近になって、いろいろ相談に出向くようになりました。不思議な縁です。
ただ、毎週日曜日の夜、カレーハウスCoCo壱番屋で、手仕込とんかつカレー(半熟たまご付き)とビールの夕食をとり、帰宅してから、『半沢直樹』を見るという楽しみがなくなったのが、すこし残念です。