「言語教育研究会」 第23回研究会

ちょっと前ですが、12月9日は、「言語教育研究会(ケネス・グッドマン原書講読会)」の第23回研究会がありました。千葉大学名誉教授の首藤久義先生を囲んで、Kenneth Goodman の『What’s Whole in Whole Language?』を読んでいく研究会です。

参加者は6人。新しい参加者は、なし。(光村図書から、マイナビの進路指導の講師に転職された方が、いました)。

研究会は、首藤先生の『はじめてつかう 漢字字典』(第2版)の紹介からはじまりました。初版は、20万部、売れたそうです。第2版も、5万部の印刷とか。すごいですね。

前半は、来年夏の学会の研究発表の準備をしている方の資料の検討と話しあいでした。研究発表というのは、はじめての場合、どう準備すればいいかわからないものです。また、公立中学における授業の難しさの共有もありました。

首藤先生いはく、「実践交流で得たアイデアは、使ってもいい。新しい組み合わせで、創造となる」、「飾りのない実践の話をしたほうが、共感も得やすいし、ヒントももらえる」ということでした。

学会の研究発表というと、「最先端の理論を勉強したり、新しい学習指導要領を先どりしたりして、オリジナルの授業をしなくてはならない」というイメージがありますが、もっと気楽に構えてもいいようです。

後半は、テキストの26ページの前半を、読みました。「言語発達や読み書き能力は、学習者がそれを得るとき、彼らをエンパワーする」ということです。

そして、「言語学習は、実の場で、どのように世界を理解し、どのように意味するかを、学ぶことである」と続きます。

「empower」という英単語は、「力づける」と訳すことが多いですが、首藤先生は、「否定するのではなくて、もっている力に気づかせ、使わせる」と訳していました。

また、グッドマンは、「understand」という単語よりも、「make sense of」という句を使うことが多いそうです。両方とも、「理解する」と訳すことが多いですが、後者の方が、「意味を自分のなかに落とし込む。世界観をつくる」というイメージがあります。

私が、「勉強」とか「学習」という言葉よりも、「学び」や「気づき」という言葉を多用するのも、同じことかなと思いました。

楽しい学びの時間でした。