『まんがで知る未来への学び-これからの社会をつくる学習者たち』

かなり前ですが、前田康裕の『まんがで知る未来への学び-これからの社会をつくる学習者たち』(2019年、さくら社)を読みました。

著者の『まんがで知る 教師の学び-これからの学校教育を担うために』『まんがで知る 教師の学び2-アクティブ・ラーニングとは何か』まんがで知る教師の学び3-学校と社会の幸福論が、わりと面白かったので、購入しておいたものです。

著者は、熊本大学教育学部美術科卒業。岐阜大学教育学部大学院教育学研究科修了。公立小中学校教諭、熊本大学教育学部附属小学校教諭、熊本市教育センター指導主事、熊本市立向山小学校教頭を経て、2017年4月より熊本大学教職大学院准教授。経済産業省「未来の教室」実証事業教育コーチ。

「新シリーズスタート! 教育書の枠を超え、未来に向かって生きる全ての日本人が少なからず抱く問題意識をあらためて掘り起こし、投げかけます。いまこの国で行われつつある「教育改革」が目指すものとは何か? 」

「受験と部活動に明け暮れる中学校と時代に取り残される地域社会。働き方も生き方も新たな局面を迎えたいま、学校と社会全体が向かうべき方向とは」というテーマ。

「教職大学院の院生、森炎くんが、とある中学校へ研究のためにやってきました。そこは、このままでは20年後に人口がピーク時と比べ2割まで減少してしまうと予想される町にあり、先生方は連日夜遅くまで働いています。何かを変えなくてはいけない。でも何を目指して、どんな事をすればよいのか?」というストーリーです。

ずいぶん前に読んだので、詳しい内容は忘れてしまいましたが、まあまあ面白かったです。「学びと学校と社会」というテーマも興味深かったし、それをマンガとエッセイで描くという試みもいいと思います。

『年収1億円になる人の習慣』

かなり前ですが、山下誠司の『年収1億円になる人の習慣』(2018年、ダイヤモンド社)を、読みました。書店のビジネス書の棚に、平積みになっていて、興味をもっていました。今回は、ブックオフのポイントを使って、購入。

著者は、1976年、静岡県生まれ。高校卒業後に上京し、19歳で年収180万円から美容師を始め、31歳で年収1億円を超える。19歳から23歳まで、ほぼ休みなく仕事をし、24歳から39歳までは、始発から終電まで365日、15年間、1日たりとも休みなく仕事。

現在は、日本最大級の240店舗を展開する美容室「EARTH(アース)」を運営する、(株)アースホールディングス取締役。うち70店舗をフランチャイズ展開する、(株)サンクチュアリ代表取締役も兼任。愛車は、フェラーリ488スパイダー。趣味は「仕事」ということです。

「誰でもできるけれど、誰もやっていない「年収1億円の習慣」を、あなたが身につけさえすれば、年収1億円は、実現可能なのです」、「毎日、行う「習慣」だからこそ、その差は、とてつもなく大きいのです」ということでした。

読みはじめたのは、昨年5月。すこしずつ読んでいって、3か月かかりました。ただ、新しい学びや気づきは、あまりありませんでした。

著者が、成功者から積極的に学んできたことは、わかります。日々、仕事の改善に取り組んできたことも、わかります。ただ、美容師や美容室の経営という分野のせいか、私の研究や勉強に応用できるものは、すくなかったです。

また、レビューにもありましたが、「美容師としてのお客への献身」とか、「お金がはいってからの社会への貢献」といったものが、まったく書かれていないのも、気になりました。

いくつか、共感できた習慣を書いておきます。「会議・講義・勉強会では、最前列に座る」、「会社まで「30分以内」に通勤できる場所に住む」、「食事は「有名店よりも名店」、「あの人」がいるお店を選ぶ」

「毎日、体重計に乗るだけで、年収が上がりはじめる」、「お金の大切さを知っている人は、「お金がないみじめさ」を経験している人」、「「2ランク上の人」からのお誘いは、「もちろん行きます」以外言ってはいけない」。

まあ、私の場合、年収1億の実現はなさそうです。

『余命1ヶ月の花嫁』

かなり前ですが、アマゾン・プライムで、パソコンの画面で、無料の映画、『余命1ヶ月の花嫁』(2009年)を見ました。

入院していた叔父の看護をしていた期間(昨年の6月から9月)、唯一見た映画だと思います。疲れ切ったなかで、その題名に魅かれるようにして見ました。

テレビのニュース番組でとりあげられて、話題となり、映画になったことは知っていました。「売名行為、お金目当てでは」といった、中傷があったことも聞いていました。

イベントコンパニオンとして働く長島千恵は、ある展示会場で知り合った会社員・赤須太郎から交際を申し込まれた。乳がんと診断されていた千恵は、悩みながらも交際をスタートさせることに。

しかし数ヵ月後、自分の病気のこと、そして胸を切除しなければならないことを告白。太郎に別れを告げたまま、姿を消してしまう。

千恵を追って屋久島にたどり着いた太郎は、「俺は変わらない。一緒に頑張ろう」と彼女に伝える。その言葉に動かされ、千恵は再び太郎と生きていくことを決意するが・・・というストーリーです。

もう途中から、ぼろ泣きでした。とくに、友人たちがサプライズで、結婚式を挙げるシーンは、涙が止まりませんでした。

映画や小説で、これだけ泣いたのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』、『いま、会いにゆきます』、『君の膵臓をたべたい』以来かもしれません。主演の榮倉奈々、瑛太は、よかったです。

人間は、ときに砂漠で水をもとめるように、映画や小説や演劇を欲するのかもしれません。

『定年ラジオ』

かなり前ですが、上柳昌彦の『定年ラジオ』(2018年、三才ブックス)を読みました。昨年の6月、叔父の入院手続きの待ち時間などに、まとめて読んだ気がします。

私は、ラジオのニッポン放送のヘビーリスナーです。なかでも、高嶋秀武、上柳昌彦の落ち着いた語り口が好きで、2人が朝の情報番組をやっていた頃は、ラジオレコーダーでタイマー録音をして、くり返し聞いていました。

ラジオ・チャリティー・ミュージックソンの電話受付ボランティアをしたときに、たまたま著者と隣りあわせになり、「いつも聞いています」と、挨拶をしたこともあります。

その上柳の初の自伝的エッセイということで、図書館で借り、期待して読みはじめました。

著者は、1957年生まれ。1981年ニッポン放送入社。『オールナイトニッポン』『FAN! FUN! TODAY』『テリーとうえちゃんのってけラジオ』『うえやなぎまさひこのサプライズ! 』『上柳昌彦のお早うGoodDay!』『上柳昌彦 ごごばん!』等、数多くの人気番組のパーソナリティーを担当。

現在は『上柳昌彦 あさぼらけ』『金曜ブラボー。』『笑福亭鶴瓶日曜日のそれ』に出演。2004年、第41回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞受賞。2017年、ニッポン放送を定年退職。退職後もアナウンサーを続けているということです。

高嶋秀武の『高嶋ひでたけの読むラジオ』とちがい、ラジオよもやま話というより、ひとりのサラリーマンとしての自伝でした。私の大学時代からの人生とあわせながら、楽しく読むことができました。

ちょっと意外だったのは、笑福亭鶴瓶から、強い影響を受けているということ。(ちなみに私は、鶴瓶のラジオやテレビの番組は、好きではありません。薬にも毒にもならない話ばかりなので)。