中国でのアシテジ芸術家集会②-トラブルからのはじまり

投稿者: | 2018年8月31日

1年3か月ぶりの海外渡航です。そして、北京では、日用品の買物、洗濯はしたくなかったので、出発前日は、ほぼ徹夜のパッキングとなりました。

それでも、リムジンバスに乗って、1時間ちょっとで、羽田空港へ。北京への飛行時間は、ほぼ3時間。全日空の座席は、プレミアム・エコノミーで、快適でした。

そして、北京空港のタクシー乗り場へ。フロアにブースがあったので、「南京大飯店まで、大人1人、タクシーを利用したい」と告げました。

すると、「6000円。契約書を作ったから、サインして」ということ。「どうしてタクシーに乗るのに、サインが必要なのだろう」とも思ったのですが、「空港のフロアにあるブースだから、大丈夫だろう」と、サインしました。

結果、乗せられたのは、6人乗りのミニバン。契約をしたのは、ミニバスの予約会社でした。あとでガイドブックを読むと、「北京空港から町の中心までは、タクシーで、2000円が目安」ということ。4000円、損したことになります。

タクシーのトラブルは、翌日も続きます。ホテルで出会った参加者に、待ちあわせの約束をすっぽかされ、ちょっと離れた国立舞台芸術センターにいくのに、1人でタクシーに乗りました。到着時のメーターは、800円。

運転手に、2000円札をさしだすと、いろいろ触ったあと、「これは、偽札だから、受けとれない。ちがう紙幣を渡せ」ということ。ちがう2000円札を渡すと、「これも、偽札。ちがう紙幣を渡せ」ということ。そのようなやりとりを、4回くらいしました。

その日の夜、コンビニで買物をしようとして、私の財布のなかに、2000円の偽札が4枚、あることがわかりました。どうもタクシーの運転手が、触ってチェックするふりをして、偽札と交換していたようです。8000円の被害。

あとで、ガイドブックを読むと、「空港ロビーや王府井(北京の繁華街)では、悪質なタクシーがいるので、注意」ということ。私が、北京のタクシー恐怖症になったのは、言うまでもありません。中国の滞在は、トラブルからはじまりました。