『湯を沸かすほどの熱い愛』

投稿者: | 2018年3月21日

先週末は、テレビで録画しておいた映画、『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)を見ました。

ちょうど、主演の宮沢りえの再婚のニュースを聞いたあとでした。日本アカデミー賞、6部門受賞ということ。ほぼ3か月ぶりの映画です。

銭湯・幸の湯を営む幸野家。しかし、父が1年前に家出し、銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘を育てていた。そんなある日、余命2か月という宣告を受ける。その日から彼女は、絶対にやっておくべきことを決め、実行していく。

それは、「家出した夫を連れ帰り、家業の銭湯を再開させる」、「気が優しすぎる娘を、独り立ちさせる」、「娘をある人に会わせる」というものだった。

その母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、彼らはぶつかり合いながらも、より強い絆で結びついていくというストーリーです。

安澄がいじめられるシーンは、胸が痛くなりました。双葉が2人の娘と旅に出るシーンは、よいロードムービーだと思いました。いろいろな家族関係がわかるにつれて、ここまで複雑にする必然性があったのかとも思いましたが。そして、意外なラスト。

主演の宮沢りえは、きれいだとは思いませんでしたが、演技力はあると思いました。あと、だめな夫役のオダギリジョーも、いい味を出していました。

題名はどうかなとは思いますが、よい映画だと思います。「もし余命2か月と宣告されたら、私はなにをしよう」と考えました。